20210712

 

詳細じゃなくて、舞台全体の感想。初日編。

 

まず思ったのが、謎解きと物語の接合が上手すぎるということ。わたしはずっとこの舞台が「参加型」で、客側がスマホで謎を解くって発表されたときから、その「謎解き」の時間が不安で仕方なかった。というのも、わたしはどちらかというと有岡くんのストレートプレイを見てみたいという気持ちがずっと強くて、今回もそれを望んでいた気持ちが強かった。だから、その「謎解き」が入ってきた瞬間、物語と分離してしまうんじゃないかっていうことがずっと気になっていて、今回のこの「参加型」には実は少し否定的な考えも持ってた。(有岡くんほんとごめん)

(もちろん新しいことに挑戦する有岡くんはだいだいだいだいだいすきだけど、それとこれとは別として、わたしの好みの問題)

 

だけど、実際に参加してみたら全く分離してなくて、むしろ自分がどんどん物語に入り込めて、すごくすごく楽しかった。問題を解くきっかけになるシーンもセリフも、あくまでケケに解かせるっていう振りで入るから全然メタくないし、それにわたしはこの日大好きな有岡担と連番だったから相談したりアシタくんのSNS遡ったりもできてめちゃくちゃ楽しかった。

ちなみにわたしは3回目のシンキングタイムで我慢できずお手洗いに行きましたが、有岡くんの動きは一切ないので心配なく膀胱炎を防ぐことができました。

 

初日は馬鹿すぎて謎解けないときもあったけどその程よい難しさも良かったし、リピーターでも楽しめる工夫があるって言ってくれてるからこれからの公演も楽しみで仕方ない。

 

 

 

そして、やっぱりなんといっても「参加型」の本当の意味。まさか自分がアシタくんの元カノ役で参加できるなんて思ってもみなかったし、この話だけ聞くと「どういうこと?」ってなりそうだけど、アシタくんも元カノも両方が記憶を消されてるから付き合ってる時の記憶がないのは当たり前で、だから何も覚えてないのに「付き合っていた」っていう事実が物語で作り上げられてる。凄すぎ。

 

それから、死後の世界と現実の世界、そして、来世の世界の話がチラッとあったけど、あのおかげでわたしたちが今生きてる(と、感じている)ことも納得したし、それにわたしには決して交わることのない死後の世界と現実の世界が、有岡くんの立つステージとわたしたちのいる客席の境界線に感じてそれもすごくすごくグッときた。

 

なによりも、この物語をこういう結末にしましょうって言い出したのが誰かは分からないけど、それを有岡くんが受け身じゃなくて主体的に考えていたことが苦しすぎる。物語の上でのアシタくんが彼女を想う気持ちも演技からすごく伝わったし感動したけど、その裏にある有岡くんの想いみたいなものを勝手に感じてしまって、有岡くん大好きだよ〜を言い続けるマシーンになってしまった。その展開が見てくれてる人に楽しんでもらえると思ってもらえるのも一つの信頼のように感じて嬉しいし、やっぱり有岡くんってわたしたちを喜ばせる天才だね。今まで物語見てて、「わたしが主人公の元カノかも…!」って思ったこと一回もないよ。※2次創作は除く

 

 

 

あと、有岡くんが雑誌やら何やらでたびたび言ってた、タイトルの「アシタを忘れないで」について。有岡くんは「アシタって未来のことなのに、どうして"忘れないで"なのか、そこも考えてもらえると嬉しい」(ニュアンス)的なことを言っていたんだけど、連番した有岡担からの天才LINEでその意味をわたしたちなりに理解したので、忘れないように記します。

 

"なんかさ、お風呂で考えてたんだけど「アシタを忘れないで」って題名、記憶なくすで合致した余命半年の彼女に「アシタ(僕)を忘れないで」ってメッセージのこしてるのほんとにしんどくてしにそう"(原文ママ

 

 

くるしい。

 

 

 

あとは個人的に好きだったのは衣装が変わるところかな!毎日衣装が変わるのも良かったし、その全ての衣装が天才だったのも苦しい要因でした。酔っ払った演技もね。う大さん、有岡担の好きなもの全てわかってて恐ろしいです。

 

 

そして最後に、カーテンコールの有岡くん。曇竹アシタくんから有岡くんに戻って、何となくホッとしたような笑顔に見えたよ。その笑顔はやっぱりわたしの大好きな有岡くんの笑顔で、今日ここに来てよかったって心から思えた。アシタくんのときとは違って、ゆっくり会場を見渡しながら笑顔で話す有岡くんが大好き。本当に本当に、舞台の幕が上がって良かった。有岡くんの夢が叶う瞬間を一緒に体感できて心から幸せです。有岡くん、いろんな景色見せてくれてありがとう。だいすきだよ。

 

無事に最後まで走り抜けますように!